海外渡航前の予防接種、感染症についての解説。Ａ型肝炎について｜浦安サンクリニック

感染症についての解説　Ａ型肝炎について

どんな病気？

Ａ型肝炎は、ウィルスが人や動物の糞尿に存在しており、ウィルスに汚染された水や食物から経口感染します。
日本では上下水道の整備、また食品や飲食店の衛生状態が世界的に見ても非常に高いため、国内では殆ど感染することはありません。
ですが、諸外国では日本と違い感染リスクが高いと言われております。
外国へ渡航される場合、先進国への渡航であっても接種が推奨されております。
また中国など発展著しい国でも多く感染例が報告されており、アジア、アフリカ、中南米の発展途上国に渡航される際は、短期間の滞在でも接種が強く推奨されます。
成人が感染すると殆どの例で急性肝炎を引き起こし、他国での入院を余儀なくされる恐れがあります。また、希に劇症化すると報告されており、と呼応先での長い期間の入院が必要となる場合、様々な点で弊害が出てまいります。
流行地域へ行かれる際はワクチン接種を終了し、かつ生水・生ものの摂取を控えることが勧められています。

接種が推奨される渡航先（感染の恐れがある地域）

各地域の発展途上国

短期間の滞在でも接種を強くお勧めいたします。

先進各国

現地で気を付けるべきこと

滞在先では、生水・生食の摂取を控えてください。
宿泊先でも、水道水は飲用をお勧めいたしません。
飲食店では、必ず火の通った食事をとるようにしてください。
感染を防ぐため、石鹸を使った手洗いを心掛けてください。

海外渡航前予防接種ワクチンについて

院長 竹村　禎一郎 Takemura Teiichiro
浦安サンクリニック院長

> 院長経歴 > 院長ブログ