感染症についての解説 破傷風について
どんな病気?
破傷風菌は嫌気性細菌ですので、湿地帯などの土壌に主に存在しています。衛生状態が悪く、水分を多く含んだ土壌の地域で、転んで怪我をするだけでも感染する可能性があります。
衛生状態の極めて高い日本国内でも、東日本大震災の際に、現地で復興作業に当たったボランティアの方々への流行が確認されるなど、現代でも身近にある脅威です。破傷風菌の存在する地域においては、転んで怪我をしたり、屋外で外傷を負うだけで感染するリスクがあり、特に衛生状態の悪い地域では感染に注意が必要です。
感染すると、最初は体のだるさなど軽い症状(風邪のような症状)からはじまりますが、重症化した場合、致死率が70%を超える場合があり、早期発見・早期治療が極めて重要な疾患です。
発展途上国などでは破傷風に対する医療体制が整っていない場合が多く、感染した後に迅速な治療を受けられないケースもございます。よって都市部へ渡航する場合でも事前の接種を推奨いたします。
接種が推奨される渡航先(感染の恐れがある地域)
各地域の発展途上国
衛生状態が高くないことが予測される地域で、屋外での作業が予定される場合は、短期間の滞在でも接種を強くお勧めいたします。
先進各国
衛生状態の高い国・地域でも、長期間の滞在では感染の恐れがあります。
日本では、小児期に破傷風を含む混合ワクチンの接種を行っていますが、最終接種から10年程度経過すると、免疫が弱くなり、場合によっては消失する可能性があります。
多くの場合、最終接種は小学校低学年の時期ですので、高校卒業頃を目安に免疫が弱くなる可能性が高いと考えられます。よって、多くの方に接種が必要と言えます。
現地で気を付けるべきこと
屋外で、特に衛生状態の悪い地域での活動が予定されている場合、外傷などにくれぐれもご注意ください。
もし、感染が予測される場合は、速やかに現地の医療機関を受診してください。
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院長 竹村 禎一郎 Takemura Teiichiro
浦安サンクリニック院長
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