感染症についての解説 日本脳炎について
どんな病気?
日本脳炎は、蚊が媒介する感染症の一つです。ウィルスに感染した豚の血を吸った蚊から感染いたします。
名前は知っていても、その病気について詳しく知らない方が多く、多くの方が脅威を感じていない感染症であると言われておりますが、アジア各国で広く流行しており、注意が必要な感染症といえます。
日本においても2013年6月に高知県で感染についての注意報が出され、8月には福岡県で豚の感染を検査したところ検査した豚の全て(100%)が感染していたことが確認されるなど、最近でも特に身近にある脅威として再認識されております。
また、中国やアジア各国で現在でも比較的多くの発症例が報告されております。
幼少期にワクチンを接種していない方は勿論、過去に接種をされた方でも、その後長期間追加接種を行っていない場合は、すでに免疫が弱くなり感染しやすくなっている場合がございます。
日本脳炎は発症後の有効な治療法がなく、ワクチンで感染を抑える以外に防護の手立てがありません。死亡率は20%程度ですが、非常に高い確率で麻痺などの後遺症が残ることが確認されております。蚊に刺されないように注意することは物理的にほぼ不可能ですので、接種のご検討を強くお勧めしております。
接種が推奨される渡航先(感染の恐れがある地域)
アジア地域全域
特に屋外での活動を予定されている方には接種を強く推奨いたします。
標高の高い地域では、蚊が生存できないため感染リスクはありませんが、低地や亜熱帯・熱帯地域を通過する場合は接種を推奨いたします。
現地で気を付けるべきこと
蚊への対策をしっかりととることをお勧めいたします。
できるだけ肌の露出を抑える、エアコンが完備された先で宿泊をするなど、これだけでも蚊に刺されるリスクは減少いたします。
また、国産の虫よけ剤を使用することをお勧めいたします。虫よけ剤は、DEETという成分を多く含んだタイプが推奨です。
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院長 竹村 禎一郎 Takemura Teiichiro
浦安サンクリニック院長
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